$ 0 0 「乙巳の変」といえば、飛鳥時代、大王家を凌ぐほどの力を有していた蘇我氏の本宗家が滅亡した事件として、その名を知る方も多いでしょう。その事件の立役者といわれているのが、蘇我石川麻呂。奈良県桜井市にはその石川麻呂が創建した山田寺の跡が残されており、学術上、きわめて貴重な文化財を多数出土させています。今回は、発掘当時、世紀の大発見と騒がれた国の史跡「山田寺跡」をご紹介しましょう。